無題

*たいとるはたいとるどろぼうがもっていきました

明日の論理学の宿題は、もう、諦めた。
それでいまこうやってネットの上を浮遊している。
本当は、原発のブログ記事で「これは」と思ったものを集めようと思ったのだ。もちろんそれをやっていたらいろいろ読み込んでしまい、今日は諦めた。
諦めてばかりだな。

こんなことばかり書くとまるで腑抜けか五月病の発症寸前に思われるかもしれないが、僕は勉強していないわけではない。
いや、自信を持って言わせてもらおう。僕は勉強している。少なくとも相対的には大学に入っても学業に励んでいる部類に入るし、絶対的にもそれなりにいろいろなことにチャレンジしているつもりだ。
高校生までは、経済学とか哲学とかは「勉強」に含めないことにしていた。そして、まずテツリョクカイの宿題を「勉強」にカウントしていた。
もう、そんな歪んだことはしたくない。テツリョクで教わったことより、読み漁った経済学や哲学のほうが大いに役立っている。特に、マルクスを読んでいることが意外と大きかった。確かにマルクス読者は天然記念物になりつつあるが、絶滅はしないのだ。
そういうわけで、素直に、いま学びつつあることを列挙してみる。

数学
微積分と線形代数。大学の数学は高校とは多少趣が異なっていて、微積ならε-δのような論理を重視する。パズル的な要素の強かった高校数学との違いに戸惑う学生も多いようだが、僕はわりとこの傾向を歓迎するというか、それなりに今の意味不明な授業を楽しんでいる。なんとかついて行こうといろいろ本を読んで、いろいろ授業をとって、いろいろ考えているつもりだ。

語学
まいにちフランス語は二日に一回以上は聞いているが、あとは宿題をこなすだけで特段のことはやっていない。フランス語の参考書を自分で買ってきて独学してみたいが、まだ具体的な計画がたっていない。レヴィナスを原文で読むことは、僕の夢ですが…。
英語は、さびないように毎日JapanTimesを眺めるようにしている(まだ読めるようにはなってないな…)。

化学
物理化学は努力してアトキンス要論と格闘している。幸い、教授がわりと良心的な人で、努力のしがいはある。早くピメンテルの科学熱力学を読んでエンタルピーとエントロピーのイメージは掴んでしまいたい。
有機化学は宿題をこなすだけだが…が、意外と面白いんじゃないかという気もする。本格的に勉強するめどは立ってないけど、生化学が分かるようにはなりたい。

生物
遺伝学をとってはいるが、授業に出てるだけ。
それとは別に、色覚異常について学んでみようかと思っている。

物理
物理学基礎論は、前にも書いたが、バリトンのよく通る声の、素敵な教授だ。
講義にはついていけなくなってるが、内容はとても面白い、ような気がする。まだ問題が解けるようになってないので、せめて一次元の運動方程式が早めに解けるようになったらよいと思っている。いい機会なので高校の力学を復習、というか、新しく勉強しなおすつもりで、まだ具体的な計画が立っていない…。

精神分析
本格的にやり直すつもり。岸田秀はとても面白い。集中的に、フロイトと併読して読んでみたい。そして、いままで手付かずだったラカンについに挑むときだ!まだ手を付けてないが。でも夏までにセミネールのどれか一つは読む。きっと。

美術
絵が見れるようになりたい。ので、美術史をかじってみたり、みなかったり。高階秀爾を読みたいのだが。
あと、絵が描けるようにもなりたいですね。話に聞くと、梅棹は絵がとても上手だったようだ。

論理学
形式論理学を概観する機会を得たので、無駄にすることのないようにするつもり、だが、まだ真理表が登場したあたりで、そのへんはウィトゲンシュタインを読んでた時に考えた内容なので、具体的な行動は始めず、授業に出るだけになっている。
まあ、初歩を概観するのはそんなに難しいわけではないようだが…。

言語学
丸山圭三郎を読んでソシュールについての理解を深めたかったのだが今は認知言語学なるものをかじっている。個人的には、学問の目指すところがやはりどこか違って、ぐっと来ないのだが、いろいろな言語学を知っておくことはきっといいことなんだろう。
そのうちチョムスキーソシュールは把握しておきたい。

哲学
精神分析関連で、ジジェクからヘーゲルに挑戦する、つもり。

法と政治
日本国憲法を読んで思ったのだが、法律は英語で把握するとまた違った世界が見えてくる。ので、憲法に限らず広く日本の法律について、それを英語でどういう風に考えるのか、試してみたい。失敗するかもしれないが。それに長谷部恭男の本をきちんと読む機会をつくりたいし。

以上だ。
やることはそれなりにたくさんあるということが、わかった。
全部なんかできないだろう。
だいたい、これ全部やろうとしたら、こんな時間にブログなんか更新していません。

京都の天気は、今日は、猛烈だった。本当に滝のような雨が降った。前線が活発化…といっても、僕にはよくわからないが、しかし、京都の天気は気分屋で激しやすいということは分かった。