2012-01-01から1年間の記事一覧

国際高等教育院構想に反対する

京大が人間環境研究科・総合人間学部の当初は実質的な教養部化を、次には一般教養の再編を行おうとしていて、僕はそれに反対している。 人環の教員有志が、現在改革が急に進められていて危険な状況にあるとアピールする集会を開いて、それに出席した。その時…

山中さん、ぼくは悔しいよ

山中さんがノーベル賞を受賞した。京都大学に所属するものとして喜びたいところなのに、素直になれない。 受賞のタイミングが悪かった。領土問題でナショナリズムが高まっているときに、それを煽るような受賞だ。ノーベル賞は政治をサイエンスに利用するイベ…

立チ上ガレ、少年少女

さっぱり更新していないが、はたして、ここまで更新しないとブログの意味がるんかいなと疑ってしまう。 最近僕の前のブログを読み直すのにはまってしまった。ぼくはまあなんと面白いことを書いているのだ。ダメなエントリーもあるが、切れ味鋭いエッセーも多…

げてものづくし

言葉はなんのためにあるのか。第一に世界を分節するためである。第二に感覚を広げるためである。 「私」(自我)が何か外界から受け取るときは五感の感官からの感覚を通する。感官の混沌とした刺激を意味のある情報に変換するのが言葉である。感官の刺激という…

自転車は戻ってきた

一か月近く別離にあえいだ自転車と僕はついこの間再開した。もう6日ほど前になるが、実習から帰ってきてポストを覗くと関西電力の使用電力の通知と一緒に白い葉書が入っていた。それによると僕の自転車は市職員によって今出川駅から撤収されたとのことだ。 …

連帯を!

京都の二度目の夏が始まった。 去年も書いていたが、僕の下宿は昼にため込んだ熱を夜に部屋中にまき散らす素晴らしい構造をしている。そのため日が暮れても室温が下がらない、どころか、0時くらいまで微増していく。これがもうあつくてあつくてどうしようも…

廃人半歩手前

近畿は先週から梅雨入りした模様。 日によっては一日中雨が降り続く。 そんな日は練習がなくなり ついでに授業に出ることもなく 部屋の中にずっと籠る。 朝の4時に起床して 蒸し風呂のような部屋の中に蟄居する。 何を読むのかって、 純粋理性批判ですよ。 …

ソ-クラテ-スのいいわけ

いつも使っているイヤホンの音がずいぶん小さくて聞きづらくなったので予備のイヤホンに変えたら、音質が素晴らしく良い。こんなにいいイヤホンがあるのにどうして使ってなかったんだろう!…と思いながら数日使っていて、ふと、思い出した。そうだ、このイヤ…

人間ぎらい

あえてこの場に大書しておく。 ぼくは人間がきらいだ。 もう少し正確には、人間がいやで仕方なくなる時がある。 自分に嫌気がさすのではない。しかし人間というものがどうしても走ってしまう行動の中に、どうしてもうんざりして目を背けて鼻をつまみたくなる…

最近やる気がおきない。 いや、やる気はおきる。 どっちなんだ。 やる気はあるのだが、細切れの時間にうまくそのやる気を呼び起こすことができない。たとえば1時間空いた。やるべきことはたくさんある。そのうちいくつかは僕が結構本気でやりたいと思ってい…

昨日なに食べた?

もうずいぶん前の話になってしまったが2週間前、16日に僕は葵祭に出ました。 神馬(しんめ)をひきました。もちろん授業を全部つぶしました。語学と実習があったのですが、やむを得ず引き受けた次第です。 葵祭は伝統ある行事です。しかし学生アルバイトと…

人生の短さについて

書きたいことは、いろいろある。 でもいま、一つだけ書くとしたら何かを考えると、やはり表題のこのテーマが相応しいようだ。人生の短さについて。 人生の長さというと何年生きるかという話になるのに、短さというと生きることへの哀惜がにじみ出てきてなん…

習作

落書きしてたら、意外とうまく描けてはまってしまった。 でもスキャンすると(線が薄いからだが)だいぶ画質が落ちてちょっと物足りない、 けど、同人誌の表紙のコンセプトで描いてみたけど、実現はしないと思うので、ここにアップする次第。

ばかやろー

インターネットエクスプローラのプログラムが勝手に更新されて、デザインがだいぶ変わった。 僕は怒っている。更新で無駄にパソコンに負荷をかけておいて、折角慣れたデザインを全然変えてしまう。本当に使いにくい。いったい何を考えているんだ。きっと何も…

今日は桜はうつくしい

今日は桜がうつくしい 今日は桜がうつくしい沿道にのぞいた花々に語る 木々から零れた花々に語る 昏き曇天の非情な氷雨は 寒波のこぶしの最後の涙 今日は桜がうつくしい雨がふるふる昨日の空から 今日は日ざしが降りそそぐ 雨にあらわれ汚れを落として 今日…

ネットで時間をつぶす意義は何か

4月に入ってからしばらく更新していなかった。 最近、ブログで何かを書くことについてやや疑問を感じつつある。というのも、中国にいっていらい、不要な裏紙に綴るというやり方に戻ってしまって、考えたことをとりあえずブログの上に保存するという習慣はな…

大学にもとめること

よい文章です。 僕は、不覚にも、落涙しました。 本学の総長さんも、学位授与の際にはこのくらいのことを言ってほしい。そう、僕が京大で学んだのは(敢えて東大を選ばなかったのは)この一言のためだったんだ、って思えるような。 でも、僕は本当は立教に行く…

中国短報

霊長類研究所のゼミをとったつてで教授の中国での調査に同行させてもらった。場所はベトナム国境近い南寧からさらに車で2時間ほどの崇左からさらにもうすこし分け入った田舎である。立派なカルスト地形でなかなか雄大なところである。気温は春先であることも…

なにがし高校入学試験問題

本文を読み、後の問題に答えなさい。問一 なぜ国歌を起立・斉唱しなければいけないのか、本文にもとづいて200字以内で答えなさい。ただし、「民主主義」「三権分立」のことばを必ず使うこと。問二 なぜ起立・斉唱の確認をしなければいけないのか、本文にもと…

寒すぎて門の前で凍死した男

今日は雪が降り出した。朝だいぶふってボンネットが薄化粧するくらいだった。昼間晴れたので雪は解けてなくなってしまったが、今、また雪が降り始めている。雪が降り始めるととにかく寒い。もうあの寒さとは縁を切ったと思ったこの頃の暖かさだったのに、ま…

三寒しおん

朝でも部屋の温度が14度もある。だいぶ暖かくなってきた。1月から2月にかけて、10度を切ることは珍しくなかった。そのときは外はたいてい氷点下である。水分を吸って沼のようになった馬場はがちがちに凍るのである。なんと京都の寒いことよ。 エアコンを、僕…

great mother

純粋理性批判。僕が中学生のころ、僕はこの本の名前に酔いしれた。 なんという格好いいタイトル。その壮大な試み。中二病の心を鷲掴みするのに、これ以上のものは無かった。 同時にその内容ほど狷介で人を寄せ付けないものは無かった。僕は書店でもちろん純…

選挙(政治について)

のどから鼻にかけてなんか違和感があり、ちょっと熱っぽいかもしれぬ。風邪か。昨日純粋理性批判を午前四時まで読んでいた不摂生がたたったのかもしれない。きっと理性の熱病にかかったんだね。 早めに寝たらいいのだが、だらだら起きてしまう。すこし選挙の…

三寒zion

吉田神社は節分のお祭り。 京大に面した東一条は出店が沿道を埋めている。おかげで吉田南に行くのに難儀する。 しかし節分とはよく言ったもの。昨日は記録的な寒波だったようだが京都もそれにもれず最高気温が2度だとか3度だとか、恐るべき冷え込みであった…

教育について

2月になった。 言うべきこと、ブログに書いたっていいような内容は、実は、たくさんある。でも実際に書き起こしてみると、というかパソコンの前に座ってみると途端に何も書けなくなってしまう。思い出せない。今まではなんだったんだ。 雨だれ石を穿つという…

今日の出来事

今日の出来事について忘れずに記しておくことにする。今日、部のバイトからの帰り道であった。夕刻、太陽は沈んで街はほとんど夜の相貌であった。東大路という大通りが、京大のそばを通っている。その大通りを横断しようとしたとき一人の視覚障碍者とすれ違…

やってしまった

今日、本代で一気に一万円を使った。 でも、とても素晴らしい気分だ!まずは、京大近くの古本屋の釣果を。 ・レヴィ=ストロース『生のものと火を通したもの』 とても美しい本だ。目次をみて気に入って、本文を読んでますます買いたくなった。でもその日はお…

センター試験のあとにひとこと

〈言論機関…は何らか事が起こると、必ず痛烈に要路のものを攻撃し、嘲笑し、罵倒する〉〈国民に対して政党政治を嘲笑することを教えたのは誰でもない、新聞自身だ〉〈読者の歓心を買うために、しらずしらず議会を排撃し、言論の自由を自ら失うことに努力して…

brave the new year

拝賀騎乗に行って吉田山を散策しながら裏手の宗忠神社にお賽銭を入れて大文字の方から昇る日の出を感じつつがらがらの松屋で牛飯を食べたら、不覚にも謹賀新年の気分になった。 冬休みを割と楽しんでいる。特に書くべきことはない。ただ、表題のひとことが言…