馬術部に入る

今日馬術部に入部した。
理由は二つ。
部員の方々に好感を持った。馬の世話は、生き物を扱っているから、簡単ではない。そうするとある程度人間のほうがきちんとしなくてはいけない。自然と、教え方は丁寧になる。それから、変に無理はできない。猛特訓とか、そういうのは人間の都合だ。馬は競馬場から譲り受けるサラブレッドがほとんどで、もう若くない。中年からご老体に近い。そういうことを考えても、練習に無理をかけていない気がした。
もう一つ、練習時間が朝ということ。
六時から始まる練習に行くには相当早起きしなくてはいけないが、放課後をつぶされるよりはるかに良いと思う。朝ご飯が食べづらいのが難点。僕の時間割はまいにち1時限目に講義が入っている。

今日で時間割を決定する。もうあの講義はどうとかこうとかで神経をすり減らすことはないのだ。それだけでだいぶ心が楽になる。本当に、たくさんの商品を目の前にして懊悩する消費者のように、たくさんの選択肢はかえって神経に悪い。変に自己責任みたいになるし(ちょっと違うか)。実は買い物も下手です。何を買うか、店に入る前に決めたつもりになっていても、迷ってしまう。ただ、ひとつ、どうやって取るのかよくわからない講義があるのだ。あと、これからまだ受講のための手続きが必要な講義がいくつかあり、まだ受講できるかどうか決まっていない講義も、履修条件に引っかかるか微妙な講義もある。まだ神経の休まる日は来ないようだ。それで、ああ、やっぱりこれでよかったものか、こんな無理して、あえて面倒な講義ばっかりとってるんじゃないか…と、手続きのたびに思い悩む。後悔なんて、あるわけない。って、言ってみたいよ。

最近自炊をしなくなってきた。一つは味噌汁に飽きたことだが、それだけではない。
料理には準備が必要で、片づけが必要で、それぞれに相応の時間を必要とする、そしてなにより一定の集中力を必要とする。時間割やサークルのことを考えながらではうまく料理ができない。一連の動作を的確にこなすことができなくなる。そして見落としが多くなる。昨日初めて食材を捨てた。一つは食べきれなくなったごはん、ひとつは冷蔵庫にしまうのを忘れていたんだおかず。僕は反省しました。料理を適当にやってはいかんのだ。
何を作るのか決めて、必要な食材を準備して、調理器具を整えないと、料理は作れない。それを無視していると破たんする。そのためには自分が何を食べるかに興味を持っていなくてはいけない。その心の準備ができていないのだ。決して、食器洗いがめんどうだとか、そういう考えのない理由からではない。これは、ほんと。僕だって料理はしたいの。
そうして自炊をしなくなると、冷蔵庫のものが片付かなくなる。これはいけない。でも、あんまり食べることに意識を持っていけないんだ。堪忍してほしい。

ああ、いけない。もうこんな時間だ。